断捨離~他人の立ち位置と比べるコト
おはようございます。1週間が始まりましたね。
ステキな奥様達の立ち位置と比較
社会人になったばかりの頃に、マナー研修講座を受けたことがあります。敬語の使い方や、電話の取り方、そういう研修です。
その講師の先生は、女性で、当時アラフィフ位の方だったんですが、先生が雑談の中でしてくださった、印象に残っている話があります。
「自宅の隣の奥さんは、自宅でパンを焼くような人で、その手作りパンをおすそ分けで頂くたびに、とっても嬉しいんだけれど、気分が落ち込む。
反対隣の奥さんは、仕事でニューヨークやロンドンに出張するような人で、その話を聞くたびに、うわ~、すごいねと憧れるんだけれど、これまた気分が落ち込む。
自分は、若い頃から、この手作りパンとニューヨークの狭間で心がグラグラしたきた。
皆はまだ社会人になったばかりで、まだすぐには分からないかもしれないけれど、他人の立ち位置と比較して、自分は足りていない、と心が揺らぐことはよくあることだけれど、それはしょうがないし、生きていれば当たり前のことなんだけれど、そういう時こそ、自分を信じて、自分の色を出していって欲しい。」
という趣旨の話です。
ちなみに、手作りパンの話は、現在のようなホームベーカリーやオーブン機能付電子レンジがまだなかった頃の話で、オーブンを所有していて、手間をかけないとパンやケーキを自宅では焼けなかった、という時代背景だったと思います。
ニューヨークやロンドンに出張の話も、今でこそ、外国語で外国人と仕事することが当たり前、海外出張も当たり前、の女性は多いですが、女性が出張! しかも飛行機で! しかも海外に! という時代背景だったと思います。
久しぶりにこの話を思い出して、なんだか心がグラグラして、揺らぎました。
多分、立派な持家に住み、お洒落なラグジュアリー家具、北欧雑貨や食器、作家さんの食器に囲まれて、パンやケーキを手作りしているステキな奥様達のSNSを目にしたからだと思います。
「やっぱり持ち家ステキ。こういう(物理的に)ゆとりのある生活したい。スタイリッシュな家具や、どこどこ~の食器揃えたい。手作りパン、米粉パン!!」などと、憧れてしまいます。
心の断捨離~他人と比べるコト
私は、普段は、
・持ち家志向は全くない!
・家具や荷物は最小限!
・ホームベーカリーは、場所をとるから必要なし。パンは、パン屋で買えば良し!
などと、大きい声で宣言していますが・・。心がグラグラします・・。
本当に欲しい、絶対に欲しい! となれば、手に入れればいいコトですが・・。
ただ、自分が欲しいモノが何なのか、目指している立ち位置がどこなのか、それ自体、アラフォーになっても未だに迷子と感じることがあります。
でも、その講師の先生が言わんとしていたこと、「心の断捨離」という部分、
「迷うことはあるけれども、そのグラグラするのは当然で、揺らぎも成長の一部。そのプラスの気持ちは大事にとっておいて、マイナスの気持ちは断捨離しましょう、そして前向きに生きていきましょうよ。」
ということなんだろう、と思うようにしています。
今日の3割減
・あわてない、あわてない。ひと休み、ひと休み(一休さん風)
・まずは分相応な暮らし。気楽で簡単で快適な暮らし
では、皆さまは、ステキな1週間を~。